ご自宅のリビングやキッチン、水回りなどの壁紙に気になる小さなダメージはありませんか?
特に人の目の高さ前後の穴やはがれなどは、目立つので何とかしたい…
そこで壁紙全面をあたらしくせずとも、ご自身で補修することをご提案、講座へ参加して方法を学びました。

住宅内装の壁は、石こうボードの上に壁紙を貼る構造が多いです。
講師の吉田さんが、この壁構造に見立てた練習用ボードを参加者用に手作りしてくださいました。

まずはホームセンターなどで入手できる壁紙専用の穴埋め剤を使って、練習ボードの穴を補修します。
やってみると意外にカンタンに穴をふさげました!周囲の壁紙になじむように仕上げたら完成です。

続いてお悩みにも多く声のあがった、つなぎ目のはがれです。壁紙の多くは幅が90センチメートル。壁の幅にあわせて何枚かをあわせるのですが、その境目のはがれやめくれは経年劣化で生じます。
この補修は、専用のりやコーキングを壁と壁紙の間へ入れ、ローラーでなめします。専用材や道具を使うことで、私たちでも手軽にできます。

吉田さんは手順を説明する時に、より具体的な状況とそれに合わせたコツやヒントを入れ込んでくださるので、参加者のみなさんはイメージがつきやすく、わかりやすかったと感想をお寄せくださいました。
洗面所や浴室周りなどは湿気が多めですし、キッチンは熱や油などが影響します。
いずれもこまめに拭き取ることで、壁紙の劣化を防げるとのこと。かなり年季の入った状態での修復は手に負えなくなることもあるからです。
またカビは壁だけではなく、人体の健康にも悪影響を及ぼすので、見えないものだけに、日頃の換気や風通しを強く推奨されていました。
ていねいな暮らしで、長く大切に住まいを保って頂きたいです。

少し難易度のあがる壁紙の破れ補修は、吉田さんが実演されました。内装施工の職人さんの技を目の当たりにすると、
その技術の高さに関心し、セルフリペアに迷う方もいらっしゃいましたが、皆さんかなり興味をもたれて、
「すぐにうまく出来なくても、楽しそうなのでトライしてみたい!」と大変前向き。さすがです。
建材は頻繁に替えることもできないですし、廃棄すると環境負荷が大きい。小さい補修なら廃棄するものも、環境ダメージも小さくてすみます。
今後のコツコツ修理にも大きく期待を寄せてくださって、スタッフ一同ますます張り切っております!
ご参加のみなさま、ありがとうございました。今回ご応募多数の為、抽選から外れてしまった皆さま、次回お待ちしております!