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寄稿 「コロナごみ」

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、私たちの生活はわずか1年半のあいだに大きく変わりました。感染リスクを減らすための外出や外食制限で、人々が家のなかで過ごす時間が増えました。そのため、大きな打撃を受けた飲食業界ではテイクアウトや宅配サービスをする店が急増、私たちもそれに合わせて調理済みの食品をそのまま自宅で食べる機会が多くなりました。そのこと自体、悪いことではないのですが、問題は、それらの料理を入れた使い捨てのプラスチック容器、これが随分増えています。加えて、感染予防のための不織布のマスクやビニール手袋、除菌ペーパー、消毒液のボトルなどの需要も急増、これらのプラ製品が世界中の河川や海で「コロナごみ」となって見つかっています。

 

国連の資料によると、コロナ対策で使うプラの75%が廃棄物となり、海に流出する可能性があるそうです。海に入ったプラごみは海中で分解されることはなく、長い年月かけて海をさまよい、小さく砕けて、海の生物に悪い影響を与え、生態系のバランスを崩す原因になります。

 

海洋のプラスチックが増えたからといって、ヒトはすぐに死ぬことはありませんが、コロナは違う、誰にとってもそれは脅威です。コロナ禍が、環境に優しくありたいという人々の心も奪っています。 

 


エコライフめぐろ推進協会から発信している「めぐろスマートライフ」では、プラスチック問題に私たち一人一人がどう取り組めるかのアイデアや実践、区内のお店の取り組みなども紹介しています。また、みなさまからの投稿も募集しています。

 

めぐろスマートライフ「スマートライフ アイデア募集中」(リンク)


環境省の行っている「プラスチック・スマート」キャンペーンでは、海洋プラスチック問題の解決に取り組む個人や、企業・団体・自治体からの事例やアイデアを掲載しています。「めぐろスマートライフ」も取組登録をしています。
様々な取組やアイデアを参考に、コロナ禍でもできることを模索していきましょう。

 

 環境省「プラスチックスマート」(外部リンク)