身近なエコを考えながら学ぶ体験型講座「サロン・エコライフ」。
第1回目は6月8日「紙パックからハガキを作ろう」。第2回目は8月10日(土)に「アボカドオイルde石けん作り」を行いました。
『紙パックからハガキを作ろう』
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まずは、紙パックのリサイクルについて学びます。
「紙パックは木から一番最初に作った紙(バージンパルプ)を使って作られているんだよ」という話に、コーティングをはがしたパルプのさわり心地を確かめます。
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紙パックをちぎって水でドロドロに溶かしたパルプ液を使ってハガキサイズの型を使って紙を漉きます。
しっかり水を切り乾かせばあっという間に完成!
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素敵なハガキが出来ました♪
参加者からは、「紙パックのリサイクルについて知ることが出来た」「紙パックの中にこんなキレイな紙が使われているのを知らなかった」「紙パックからハガキが作れるなんて驚いた」などの声があがりました。
『アボカドオイルde石けん作り』
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東京産業技術高等専門学校 准教授の田村先生を講師にお招きして、家庭用の食用油を使った、石けん作りを行いました。
自由研究の題材にするお子さんもいらしてみんな真剣にお話を聞いています。
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お話のあとは、早速実験開始!
今日使う”オルトケイ酸ナトリウム”は、水と合わさる事で劇薬化するので防護メガネと手袋をつけて作業します。
材料は賞味期限切れの油(今回はアボカドオイルを使用)と水・オルトケイ酸ナトリウムのみ。
ペットボトルの中に全て入れて温めながら振って混ぜていきます。
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沢山沢山振って混ぜ合わせれば作業は終了!
あとはお家にもち帰って型に移し変えしっかり乾かすのみ。
固まれば、中和され弱アルカリ性の安全な石けんになります。
石けんは石油由来の合成洗剤と違って、河川に流れ込むとカルシウムと結びつき、水に溶けない不溶性のカルシウム石けん(脂肪酸カルシウム)になり、微生物を始めとする川の生物たちの餌になります。
この講座では、不用になった油の活かし方と川を汚さない工夫を学びました。
今回はアボカドオイルを使いましたが、キャノーラ油やオリーブオイルのほか廃食油でも作ることが出来ます。
簡単にできる石けん作りにチャレンジしてみてはいかがですか?